縮小ニッポンの衝撃

恐ろしくやることの多かったGW明けの3週間。
でも、娘がそれぞれ大学生、中学生になり、少し仕事できる時間が増えたかな。

というわけで、少しだけ仕事の落ち着いた週末に、撮っておいた「縮小ニッポンの衝撃」(NHK)を観た。

近い将来日本は、人類史上例のない「棺桶型」の人口ピラミッドとなる。
そのとき日本はどうなるのか-というのが、今回のテーマ。

まず紹介されたのは、岡山県の美作市。
日本の人口予測では、2060年には高齢化率40%と言われているが、こちらはすでに40%となっている。まさに日本の将来像だ。一見豊かな農村地帯に見えるが、デイサービスでは高齢者が高齢者を介護している状態。介護する側の高齢者も、そろそろ引退の時期を迎えている。そこで市が打ち出した政策は、3千人の外国人を受け入れること。人口2万8千人の町に。

次に紹介されたのは、シルバー人材センター。
これまでハローワークで人材募集していたのが、若い世代の応募の激減により、シルバー人材センターへの引合いが増えているとのこと。しかし高齢者は、若者と同様の仕事を任せられ、体力的についていけない場合、重大な労災事故につながることも。高齢者は、健康増進や生きがいのために働いているのではなく、若者がつきたがらない仕事についているのだ。恐らくは低賃金で。

番組の後半では技能実習生についても触れられていた。
技能実習生は本来はその名の通り、海外の経済発展を担う人づくりに協力することが本来の趣旨。しかし日本では、なし崩し的に労働力不足の解決策となっている。それなら、より自由度のある国に行ってしまっても仕方ないだろう。

というわけで、全く明るい見通しのない番組であった。

個人的には、団塊ジュニア世代が出産適齢期のうちに、思い切った子育て支援策が打ち出せなかったのが本当に痛かったと思う。確かにその世代が就職する頃にはバブルが崩壊していて、彼らは別名「就職氷河期世代」とも言えるのだが、この世代に夢を持たせることができなかったのが残念至極。結局、「今さえよければ…」という発想だったのだろうか。

いや、今だって近視眼的な対処療法しか打ち出せていないんだよね。そうでないなら、企業はもっと人を大事にした経営をするはずだし、まして妊娠・出産ハラスメントなんて起こるはずがない。
今からではもう遅いかもしれないけれど、せめて安心して働ける、その意欲と能力に応じた活躍の場がある社会の実現を願いたい。企業の側も利益を出さなきゃ続いていかないのだから、大変だとは思うけれど…それができないと、社会不安によって治安も悪化して、ますます安心して暮らせなくなるよ。

付け加えるなら、働く人が正当な対価を得られること。これ大事。だいたいこの番組が紹介していたのも、3K職場に高齢者を配置して、若者と同じ働きを求めるというものだった。なぜこの職場に若者が来ないのかも考えるべし。もちろん対価以外にも、安全に働くためのテクノロジー活用が必要なのだけど。

というわけで、今年度もやります!
厚生労働省「中小企業のための育児・介護支援プラン導入支援事業」中央育児プランナー、および介護プランナーを拝命しました。
特に育児は、自分が出産する頃にこんな施策があったらよかったのになぁ、と思いながら活動しています。育児・介護と仕事の両立支援策を探っている企業様、ぜひプランナーの無料支援をお申し込みください。条件に合致すれば助成金も申請できるかも^^

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by miki_renge | 2018-05-28 10:13 | 社会・経済一般
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