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商工経営相談員を卒業した

Facebookにも報告したけれど、こちらにも。
昨日をもって、週に1回従事していた、某区の商工経営相談員を卒業した。

着任は10年前。リーマンショックの直後であり、連日予約はいっぱい。とんでもないところに来てしまった、と思った。
少し慣れてきたと思った2年目の早春、東日本大震災。こちらの自治体の企業様で直接的な被害を被ったケースはほとんどなかったが、まず飲食業、その後広告・イベント関係、さらにその後は建設業の方の来所が目立ったように記憶している。不安を吐露する企業様に、どう寄り添ったらいいのか、私自身も悩むばかりだった。
その後、消費税が8%にアップする直前には、駆け込み需要への対応。商店街の方が「8%ならまだ耐えられるかもしれないけれど、10%になった後、経営が続けられるか見通せない」とおっしゃっていたのを思い出す。

この10%にアップする前に退任するのは、ちょっと残念な気もしたが、働き方改革関連の業務がどんどん忙しくなってきたこともあり、10年で区切りをつけようと決心した。

この相談所では、融資あっせんを申し込む中小企業事業主の方や、その代理で来所される金融機関の職員さんのストレートな思いに触れることができた。これは中小企業診断士として、何よりありがたいことだった。
そして、こちらも必死になって勉強した。多忙をきわめる方が、わざわざこの相談所にいらしてくださる-そうであれば、せめて価値ある情報を提供しよう、それが叶わなくても、来たときよりも元気に、さっぱりした気持ちになってお帰りいただけなければ意味がないと思った。もちろん上手くツボに入らなくて失敗することもあったし、そのたびに落ち込んだけれど…

落ち込んでも、そのたびに何とか立て直して、10年間続けられたのは、ご指導くださった先輩相談員や、ご一緒した相談員仲間、後方でサポート(尻拭い?)してくださった事務局職員の方々、さらにはご縁をつないでくれた診断士協会城南支部の諸先輩方のおかげ。感謝の言葉を何度重ねても足りないくらい。
相談員としての学びと試行錯誤を、より価値あるものにできるかどうかは、これからの自分次第。4月からまた次のチャレンジをしたい。それが巡り巡って、お世話になった方への恩返しになると信じて。

by miki_renge | 2019-03-30 11:04 | 仕事場にて